PICK UP! 雪と氷の絵本
すもうとりのでし

『すもうとりのでし』(月刊こどものとも1月号)ねじめ正一文、大高郁子絵、福音館書店 amazon

頼りなさ気で弱々しい感じの身体の細い力士が、パンダと土俵の上で見合っています。

この力士のしこ名は「しこ丸」というようです。稽古場の壁に掲げられている額に書かれてあります。

普通、力士は相撲部屋と呼ばれる家で、大勢の力士たちと共同生活を行いながら相撲の稽古に励み、関取を目指すのですが、この部屋には親方一人と力士一人しかいません。

親方は、しこ丸を強くしようと毎日稽古をつけるのですが、一向に強くならないようです。

そんなある日、親方は名案を思い付きました。

なんと、動物園の園長に、動物と稽古をさせたい!― と頼みにいったのです。

相撲好きの園長は快諾して、こぐま、オオカミ、パンダと、いろいろな動物を相撲部屋に送ります。でも、なかなか上手くいきません。

そして最後は、動物を連れて行った飼育員のお兄さんが稽古相手になりました。

その後のことは、読んでからのお楽しみ、とさせてください。思いがけない展開に、笑ってしまうこと間違いなし、の絵本です。

毎月、絵本のおばさんをさせていただいている保育園では、大相撲の開催月は相撲の絵本も読むようにしています。特に最近はお相撲の絵本がたくさん出版されていますから、別の絵本も手にとっていだきたいです。

以下のような絵本も、おすすめです。

にこっとポイント

  • 頼りなさ気で弱々しい感じの力士が、動物園の動物たちとすもうの稽古をして…… 思いがけない展開に、笑ってしまうこと間違いなしの作品です。
  • 1月は初場所が国技館で開催されます。お子さんとテレビ観戦をしてみませんか? 絵本のお話の楽しさが、より味わえると思います。

(寄稿: 絵本専門士<東京都> 鴫原晶子 / 保育者養成校講師)

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