4月から1年生になるお子さんと一緒に読みたい絵本を紹介します。
それはこちら、『1ねん1くみの1にち』。
『1ねん1くみの1にち』川島敏生写真・文、アリス館、2010 amazon
小学校って、保育園や幼稚園とは全然違う。たくさんの荷物が詰まったランドセルを背負って、自分で歩いて行かなきゃいけない。
学校ってどんなとこ? お勉強って何するの? お友達できるかな……? 知りたいことがたくさんあるはず。
ワクワクするけど、ドキドキもしますよね。
この作品は、1年1組の1日が写真で紹介されています。
登校して、朝の会。国語、生活、30分の休み時間。算数、体育、おいしい給食を食べたら掃除。そして音楽、帰りの会。
「おはよう」から「さようなら」まで、本当に丸ごとの1日が紹介されているんです。
私が好きなのは、色とりどりのみんなの筆箱が紹介されているページや、1か月の給食が全部紹介されているページ。なかなか見ることのできない、夜の学校の写真もありますよ。
眺めていると、大人はなつかしい気持ちになりますし、子ども達は見たことないものがたくさん! 先輩として、子どもさんの質問に答えてあげることもできます。ぜひ親子で読んでください。
「ドキドキ」を少し和らげて、「ワクワク」の期待をさらに膨らませて、入学式を迎えてほしいと思います。
にこっとポイント
- 4月から1年生になるお子さんと一緒に読みたい、「ドキドキ」を少し和らげて、「ワクワク」の期待をさらに膨らませてくれる絵本です。
- 新1年生だけでなく、上級生にも実は人気なこの作品。自分の学校と比べて「ここが違う」と発見するのが楽しいようです。お兄ちゃん、お姉ちゃんがいるご家庭なら、きょうだいで一緒に読むのもいいですね。
(にこっと絵本 森實摩利子)