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文房具のやすみじかん

『文房具のやすみじかん』土橋正文、小池壮太絵、福音館書店、2016 amazon

まもるくんが、勉強を終え外に出かけてしばらくすると…… 使っていたえんぴつと消しゴムが話しながら、身体をほぐしたり、伸びをしたりしはじめました。

そしてえんぴつは「のびのびと落書きをしてみたい……」とまもるくんのノートの白いページに線を書きはじめたのです。「消しゴムさんがいるから大丈夫!」と。

そのうちに、色えんぴつやボールペンが出てきて、ノートに線を書き出しました。これは消しゴムには消せません。出てきたのは修正液や砂消しです。それぞれの役割を確認しながら、書いたり消したりを楽しんでいます。

文房具たちはまもるくんが帰ってくるまで、書いたり消したりしました。さんざん書いたり消したりしたノートはどうなったのでしょう? まもるくんには見つからなかったのでしょうか?

最後はハラハラしますが、文房具の役割や、紙に線を書く、消しゴムで消す、ということのメカニズムも教えてくれる絵本です。

文房具のやすみじかん_中ページ

登場する文房具の顔は、笑顔だったり穏やかだったり。読み手も笑顔になりますよ。

にこっとポイント

  • 文房具の役割や、なぜ消しゴムでこすると鉛筆の線が消せるのかなどのメカニズムも教えてくれる絵本です。
  • 修正液や砂消しを使うのは、小学校高学年以上ではないでしょうか? 文房具の気持ちや行動に共感しながら、もうすぐこういう文房具を使う人たちも読んでほしいと思います。

 

(寄稿:絵本専門士<東京都> 鴫原晶子)

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