紅葉が美しい季節になりました。お住まいの地域は、紅葉していますか?
秋をイメージする色として、私は「赤」を思い浮かべるんです。
童謡にもありますよね。
まっかだな まっかだな
「まっかな秋」薩摩忠作詞、小林秀雄作曲
つたの 葉っぱが まっかだな
もみじの葉っぱも まっかだな
もみじも、とんぼも、夕焼けも、みーんな「赤」。
そこで今回は、赤い秋の絵本をご紹介します。いわむらかずおさんの「こりすシリーズ」の中の一冊、『まっかなせーたー』。
『まっかなせーたー』いわむらかずお作・絵、至光社、1984 amazon
季節はもうすぐ冬。おかあさんりすは、子どもたちのためにセーターを編むのでした。
でき上がったセーターを見て、「ぱろ」「ぴこ」「ぽろ」の三匹は大喜び。さっそくセーターを着てお出かけです。
外には、赤くなった植物や冬支度をする動物たちがいました。
真っ赤な夕日に照らされて、おうちに帰った子りすは、自分たちと同じように赤い色をたくさん見つけた理由を「あかって あったかい いろだからだよ」と話します。
おかあさんの手編みのあったかい赤いセーター。
幼いころに、私も母に手編みのセーターを編んでもらいました。手編みのセーターってあたたかいですよね。
今年は、私も赤いセーターを着ようかなと思います。みなさんは、冬支度、はじめましたか?
にこっとポイント
- 秋の色「赤」とこりすたちのやりとりに、あたたかい気持ちになる絵本です。
- こりすシリーズは全部で6冊あります。どれも季節を感じさせてくれる作品ばかり。めぐる季節に合わせて、ぜひ他の作品も読んでみてください。
(にこっと絵本 森實摩利子)