PICK UP! みんなでワイワイ読みたい絵本

ウイルスのこと、どのくらい知っていますか? 『小さな小さなウイルスの大きなはなし』は、ウイルスの謎をわかりやすく解説した絵本です。

小さな小さなウイルスの大きなはなし

『小さな小さなウイルスの大きなはなし』伊沢尚子文、坂井治絵、中屋敷均監修、くもん出版、2021 amazon

たとえば、ウイルスの大きさ。どのくらい小さいかというと……、ウイルスは、ヒトの10,000,000分の1くらいだそうです。そして、ヒトは、地球の10,000,000分の1くらいの大きさ。

小さな小さなウイルスの大きなはなし_中ページ

こんなふうに、地球と比べたときのヒトと同じくらい、ウイルスが小さいことがわかります。

ほかにも、ウイルスの増え方、細胞の中へのウイルスの入り込み方、新しいウイルス、影響を受け合いながら進化してきた生きものとウイルスの関係性など、ウイルスについて詳しく知ることができます。

カラフルで、親しみやすい絵。具体的でわかりやすい説明。テーマによっては開き方を変えるといった読者がイメージしやすいような工夫もたくさん。漢字には、全て読み仮名が振られています。

悪さばかりするウイルスが目立つ中、いいことをしてくれるウイルスがいることにも触れられていて、大人でも「なるほど」と思うような情報も書かれています。ぜひこの機会に、手にとってみてください。

にこっとポイント

  • ウイルスの大きさや増え方など、ウイルス全般について、わかりやすく説明した科学絵本です。
  • リアルなウイルスの写真を見るのが苦手な子や、読み聞かせにも、おすすめです。
  • 見返しのウイルスの「大きさくらべ」や裏見返しのQ&Aも、とても参考になります。

(にこっと絵本 SATO) 

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