あなたの町に市は立ちますか? 私の町にはもう300年以上の歴史を持つ市があります。日曜日に立つから「にちよういち」と呼ばれて、愛されている市なのです。

にちよういち

西村 繁男作、童心社、1979 amazon

毎週日曜日、朝5時半から夕方の5時頃まで、高知城から続く全長1300メートルの筋に、約420件が軒を並べます。

観光客のみならず、高知県民の台所を担う日曜市は、毎週大勢の人でにぎわっています。

絵本『にちよういち』の舞台は夏のある一日。おばあちゃんとあつこちゃんが、一緒に市を歩きます。

お店の人と楽しそうに会話を交わすおばあちゃん。いろんなお店に興味津々のあつこちゃん。

夏の暑さと少し古い街並み。南国ならではの街路樹。それから土佐弁。『にちよういち』では、南国土佐の雰囲気が丸ごと味わえます。

日曜市に並ぶお店は、「海の物」「山の物」「衣類」「おもちゃ」「植物」「骨とう品」など、本当にさまざま。

 

この魅力的なラインナップを、西村繁男さんが詳細に描いています。売られている物、描かれている値札、お店の人の表情など、見どころが満載です。

出版されたのは約38年前ですが、市の様子は、実は今もあんまり変わっていません。

昔も今も変わりなく毎週日曜日に立つ市「にちよういち」。まあ、いっぺん、きてみぃや!

にこっとポイント

  • 土佐弁は少し難しいかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてください。方言の温かさも味わいのポイントです。

 

(にこっと絵本 森實摩利子)

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