『うれしくて うれしくて』かさいまり、くもん出版、2010 amazon
最初に登場するのは、ピンク色したうさぎさん。
うさぎさんは、うれしくてうれしくて……、「なんだか なんだか おどりたーい」。
そして、「たんたん たった たんたん たった」と踊り出しました。
次に出てきたのは、くまさんです。
そして、「なんだか なんだか うたいたーい」!
さあ、今度は、誰が登場するのかな? どんな気持ちなのかな?
『うれしくて うれしくて』は、とってもうれしくて体が自然に動いちゃう、その気持ちをそのまま表現した赤ちゃん絵本です。
パステルカラーのような、やわらかい色彩で描かれていて、絵本全体が、あたたかい雰囲気に包まれています。
文は、シンプルでリズミカル。「なんだか なんだか おどりたーい」「なんだか なんだか うたいたーい」など、「なんだか」ということばを繰り返し使っているのも、特徴です。
親しみやすい動物が次々と出てきて、わくわくしながらページを開くことができるこの絵本、動物たちがとても気持ち良さそうに、踊ったり、歌ったりしているので、読み手にも、「うれしくて うれしくて」たまらない気持ちが、伝わってきます。
動物たちと一緒に、踊ってみたり、歌ってみたり、親子でまねをしてみても楽しめますよ!
ぜひ手に取ってみて下さい。
にこっとポイント
- いろいろな動物たちが、そのうれしさを、体を使って表現をしている赤ちゃん絵本です。
- 各ページに小さく描かれた「ぴんくのぴんちゃん」の表情にも、注目です!
- かわいい絵と、声に出して読みたくなる文で、何度も読みたくなります。
(にこっと絵本 SATO)