繰り返しが楽しいまつおかたつひでさんの絵本シリーズ「はじめてのぼうけん」の最初の1冊です。
児童館の幼児クラブのプログラムで、あそびの導入として読んだ絵本の中で、その後の活動にスムーズにつながった絵本や、親子に好評だった絵本を紹介します。親子でのあそびの前に、1冊読んでみてはいかがですか? その後のあそびの世界が、ぐっと広がるはず!
「ジャンプあそび」に『ぴょーん』
『ぴょーん』まつおかたつひで、ポプラ社、2000 amazon
「かえるが……ぴょーん」「こねこが……ぴょーん」犬もバッタもうさぎも魚も、ページをめくるたびに、いろいろな生き物が「ぴょーん」。気持ちよさそうに思いっきり手足を広げてジャンプをする姿に、思わず一緒に跳びたくなっちゃう!
ジャンプあそびへの導入ポイント
縦に開く絵本なので、登場する生きものがジャンプする姿を、下から上への自然な目線で見ることができます。そのため、ジャンプを感覚的に捉えることができ、自分が跳ぶときのイメージづくりにも役立ちます。
ジャンプができるようになったばかりの子どもも、まだ、ひとりではジャンプできない子どもも(大人にだっこしてもらって)、「ぴょーん」に合わせて、みんなで跳ぶだけで盛り上がります!
また、「パッチンかえる」(牛乳パックと輪ゴムで作るぴょんとはねるおもちゃ)を使って親子であそびたいときや、跳ばしてあそぶおもちゃなどの工作をする前に読むのもおすすめです。
にこっとポイント
- 大型絵本で読むと、よりダイナミックなジャンプが楽しめます!
- 『ぴょーん』が好きな子には、同じく「はじめてのぼうけん」シリーズの『うわーっ』もおすすめです!
(にこっと絵本 SATO)