寒くなってくると、「ふーふー」と息を吹きかけながら温かい飲み物を飲みたくなるものです。
さて、一通の招待状が届きました。それは、お茶会へのお誘い。お茶会と聞いてあなたがイメージする飲み物は何でしょうか?
今日ご紹介するのは『変なお茶会』です。
『変なお茶会』佐々木マキ作、絵本館、1979 amazon
版型小さめな絵本ですが、表紙の色合いからしてインパクト大!
さらに「変な」が冠につくお茶会ってどんなのなんでしょう?
Mr.カメタロウ オオイワ氏の元に届いたのは、11月4日、午後6時3分に始まるお茶会の招待状でした。
ホカノミナサマニモ オショウタイシマシテカラ
ゼヒ ホンネンモウチソロイテ オイデクダサルオマチシテイマス
とありますから、他にもゲストがいるようですね。
さあ、オオイワさんは、電気自転車で出発です。他にも、象に乗ってきたり飛行機に乗ってきたり、さらには気球やローラースケートなど様々な乗り物で、世界各国から続々と、トランスバールのお茶会会場に集まってきました。
いよいよお茶会スタートですが、岩山から湧いているのはなんと!!
天然のココア。
一年に一度湧く天然のココアを飲みに、世界各国から参加者が集まるお茶会、だったのですね。
確かに少し「変」ですが、ぜひ私も招待を受けたいものです。
にこっとポイント
- この絵本を読むと、ココアが飲みたくなること間違いなし。ちょっと「変」で、でもぜひ招待されたいお茶会です。
- カバーを外してみてください。カラフルなカバーの下は、布張りの装丁に黒文字、縦書きのタイトル……。不思議な感じは表紙からも十分伝わってきます。見返しの茶色は、ココアの色なのかしら……?
(にこっと絵本 森實摩利子)