PICK UP! ハロウィンに読みたい絵本

あなたは、どのお菓子を選びますか?

『めしあがれ』視覚デザイン研究所作、高原美和絵、視覚デザイン研究所、2012 amazon

 

キャンディーにホットケーキにプリン……。ページをめくると、おいしそうなお菓子が、次々と目に飛び込んできます。

文章は「ドーナッツ、めしあがれ」のように、ごくシンプル。「めしあがれ」と言われると、「ありがとう。いただきます!」と、素直に手に取りたくなる一冊です。

カタカナのお菓子の名前には、ひらがなでふりがなが振られているので、文字を覚えたての子どもでも読みやすいです。

イメージ広がる、細部までこだわりのある絵!

描かれているお菓子がおいしそうなだけではなく、そのお菓子が入った容器や食器、テーブルクロスなども、とってもかわいい! どのページも、メインのお菓子を引き立たせる工夫がこらされているのです。

たとえば、おだんごが描かれたページには、うさぎの湯のみやおせんべい、こんぺいとうまで一緒に描かれています。

「まず、うさぎの湯のみで緑茶を飲んで、それからおだんごを食べて……、いや、おだんごの前に、こんぺいとうをつまもうかな? おだんごを食べた後は、おせんべいも食べたいな」など、どんどんイメージが広がっていくのも、この絵本の魅力です。

にこっとポイント

ご質問をいただきました!
Q.『めしあがれ』シリーズと『くだもの』が似ているように思います。どんなときに『めしあがれ』がおすすめですか?
A.描かれた果物そのものを楽しみたいときには『くだもの』を、イメージをふくらませながら読みたいときには『めしあがれ』をおすすめします。
(2018年12月25日追記)

(にこっと絵本 SATO)

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