春がやってきました! お日さまはあたたかく、お散歩も気持ちいいですね。
ところであなたは最近、深呼吸をしましたか? 呼吸は普段意識しないものかもしれませんが、日々忙しくてイライラしているとついつい浅くなりがちです。反対に、リラックスしているときやうれしいときは呼吸が深くなり、前向きな気持ちになりますよね。
さて、今のあなたはどちらでしょうか。何かと忙しい3月、忙しさのあまり呼吸まで浅くなってはいませんか?
『すっすっはっはっ こ・きゅ・う』は、読んでいるうちに自然と深呼吸ができる、不思議な絵本。
『すっすっはっはっ こ・きゅ・う』長野麻子作、長野ヒデ子絵、童心社、2010 amazon
空気を吸って……吐いて……そうそう、ゆっくりね。大きく吸ったり、小さく吸ったり。繰り返しているとなんだか楽しくなってきますよ。
やがて呼吸は声になり、続いて感情と結びついていきます。怒りや悲しみ、喜びを色や形のイラストで表現し、そこにぴったりのことばを添えて、お話は進みます。
ぜひご家族みんなで、呼吸とことばを楽しんでください。大人だって子どもだって、生きていくために、必要な呼吸。深い呼吸は、身体の底から元気をもたらします。
呼吸はいのちの音。古い空気を全部出して、新しい春の空気をからだのすみずみまでたっぷりと吸い込みましょう
にこっとポイント
- お子さまと一緒に楽しめる絵本ですが、大人が一人になれるときにもぜひページをめくってください。ゆっくりじっくりと、自分のために深呼吸してみるのもいいものですよ!
(にこっと絵本 森實摩利子)