PICK UP! 空のきれいな季節に……「飛ぶ」絵本

「博物館ってどんなところ?」そう思ったら、ぜひこの絵本を開いてみてください。

博物館の一日

『博物館の一日』いわた慎二郎、講談社、2012 amazon

『博物館の一日』には、お父さんと国立科学博物館を訪れた男の子の一日が描かれています。

恐竜などの展示物だけではなく、研究員さんから聞いたお話、レストランや休館日の様子まで、盛り込まれています。また、「恐竜化石の発掘」や「復元骨格のくみたて」などについても分かりやすく描かれているので、将来、学芸員になりたい子にもおすすめの一冊です。

博物館に行った気分になる、細かい描写が魅力的!

この絵本は、著者であるいわた慎二郎さんが、実際に、国立科学博物館を取材して描かれました。そのため、内容が詳しいだけでなく、どのページも絵がとてもリアル。

恐竜の展示室での恐竜を見上げる角度、一つひとつ描かれた格子状の天井など、細部までこだわって描かれていて、読後、まるで博物館へ行ったかのような気分にさせてくれます。

また、朝、博物館の中へ入るまでと、夕方に博物館を出た後の場面が描かれているので、より「博物館の1日」を感じることができます。

にこっとポイント

  • 本当に博物館に行ったような気分で、楽しめます!
  • 表紙と裏表紙の外観の絵は、つながっているので、ぜひ絵本を開いてチェックしてみてください。
  • いわた慎二郎さんが描く「1日シリーズ」には、他に『野球場の1日』、『ロケット発射場の1日』があります。

 

(にこっと絵本 SATO)

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