お友だちの娘さんが、この春、結婚されます。母親として喜びいっぱいの彼女に贈りたいと思っている一冊をご紹介します。

『いのちのかぞえかた』小山薫堂文、セルジュ・ブロック絵、千倉書房、2010 amazon
身長50cm、体重3kg、9万9000kmの毛細血管を持つ、生まれたばかりの彼女。
人生最初の大好物であるママのおっぱいを、3か月で92l飲んで、体重は6㎏になりました。
ひとつの命が生まれ、ひとつの身体とひとつの心が大きくなり、やがて、すてきな出会いがあり結ばれて、また、新しい家族が生まれていく。
命のつながりを、作者の小山薫堂さんは、数字で教えてくれます。
娘さんの結婚という節目は、「手放す日」ではなく「命が広がる日」でもある。
小さかったあの子。初めて手をつないだ日、反抗した日も、笑い合った日も、そのすべてが、命の重なり。
生きている間に重なる数には、限りがある― だからこそ、1という数も実はとても尊いのだと思います。
一生分の数字を知ると、たった一粒の涙も愛おしくなる。
今、この瞬間も大切な1を重ねているんだなぁ。命がまたひとつ、世界へひらいていく瞬間だからこそ、この絵本を贈ろうと思います。
にこっとポイント
- 数で命のつながりを教えてくれる絵本です。
- この作品は、日本語とフランス語で書かれています。“Comment compter la vie”― 命をどう数えるの? 私はフランス語は読めませんが、イラストの雰囲気とマッチしてとても素敵だと思いました。
(にこっと絵本 森實摩利子)









