表紙には、茶色い身体の1頭の馬。ページを開くと、この馬が勢いよく駆け出します!

『ぱか ぱか』福知伸夫、福音館書店、2014 amazon
「ぱか ぱか ぱか ぱか」。最初は、石を「ぽーん」と飛び越えます。

「ぱか ぱか ぱか ぱか」。今度は、きれいな色をした花を「ぽーん」と飛び越えます。

「ぱか ぱか ぱか ぱか」まだまだ走り続ける馬。この次は、なにを飛び越えるのでしょうか。オノマトペがとても楽しい、赤ちゃん絵本です。
『ぱか ぱか』は、馬が走り、石や花などを次々と飛び越えていくというシンプルな内容です。ことばは、馬が走る音と、飛び越えるときの音のみ。
同じような繰り返しに思えるかもしれませんが、たとえば馬が何かを飛び越えるときは、「ぽーん」だったり、「ひょいっ」だったり、「ひゅーん」だったりと、越えるものによって変化していて、ユーモラスです。
全ページ版画が使用されているので、馬が力強く走っていく様子が、読者にもよく伝わってきます。
そして、なにより馬の表情も豊かで、どのページも生き生きとしているのが、魅力です。ぜひ親子で何度も開いて、馬と一緒に軽快に駆け抜ける気持ちよさを感じてみてください!
にこっとポイント
- 茶色い1頭の馬が走ったり、石や花などを飛び越えたり、オノマトペが楽しい赤ちゃん絵本です。
- 走りだすと風になびき、馬のスピードを感じるたてがみにも注目です! 裏表紙には、走り終わって、食事中のリラックスした馬の絵が描かれています。
(にこっと絵本 SATO)