「こんにちは」と顔を出したのは、オレンジ色の体に、白色の模様のあるカクレクマノミ。

『クマノミのおさんぽ』羽田美智子文、広部俊明写真、小学館、2017 amazon
「いっしょにおさんぽに いかない? おともだちを しょうかいするよ」。そう誘われて、海底散歩に出発です。
まず紹介してくれたのは、イソギンチャクの中にいたハマクマノミやトウアカクマノミ。どちらも、クマノミの仲間です。
トウアカクマノミは「とっても おくびょうで、あぶないって おもったら、おうちから でてこなくなっちゃう」のだと、カクレクマノミが教えてくれます。
次に紹介してくれたのは、イシガキカエルウオで、カエルみたいにピョンピョンはねるように動くのだそうです。
『クマノミのおさんぽ』は、こんなふうに魚たちのことを楽しく学べる、沖縄の海で撮影された美しい写真絵本です。
顔つきまでわかる素敵な写真で、魚たちと出会う
フレンドリーなカクレクマノミに誘われて、一緒に行くことになったお散歩は、素敵な写真の連続で、とてもわくわくします。
どのページも、海の中で撮ったとは思えないほど、魚たちが、はっきりと写っているので、顔つきや細かな模様まで、しっかりと観察することができます。
出会った魚たちから、声をかけられているような気分にもなり、「こんにちは。よろしくネ」と、思わず挨拶したくなっちゃいます。
タツノオトシゴの仲間のピグミーシーホースなど、大人でもなかなか見たことがないような生きものの写真もあります。
また、巻末に、「この本に出てきたお魚ずかん」も付いていて、出会ったお魚たちについて、まとめて確認できるように、工夫されています。
特徴や食べもの、住んでいる場所のほか、カクレクマノミは9cm、トウアカクマノミは15cmなど、写真だけでは伝わりにくい体の長さについて知ることができるのも、魅力です!
にこっとポイント
- カクレクマノミが、カラフルな海のお友だちをたくさん紹介してくれる写真絵本です。変わった魚も紹介されているので、海の生き物に、興味を持つきっかけにもなります。
- テレビ等で活躍中の水中カメラマン広部俊明さんと、俳優の羽田美智子さんのコラボ作品です。
(にこっと絵本 SATO)









