春の旅立ちにおすすめの絵本

ほしじいたけほしばあたけ

『ほしじいたけ ほしばあたけ』石川基子作、講談社、2015 amazon

きのこ村のはずれ、ほだぎの里に、ほしじいたけとほしばあたけが住んでいました。二人が一番好きなことは、ひなたぼっこ。嫌いなことは、水に濡れること。

にぎやかなきのこ村の面々と楽しく暮らしていたある日、タマゴタケが崖から落ちてしまいます。乾いた体でふうわりと崖下に着地したほしじいたけでしたが、タマゴタケが重くて崖を登れそうにありません。

そこで、ほしじいたけは、湧き水に浸かってみるのです。すると、むにゅむにゅむにゅ、ぷっくり、と体が変化して……。

きのこたちの危機一髪を、ほしじいたけほしばあたけの活躍でどう乗り切るのか、必見です。

干ししいたけの魅力を味わってみて! お出汁の匂いまでしてきそう?

ほしじいたけ、ほしばあたけの生活は、まさに干ししいたけの特性に基づいたもの。水に浸かると、むにゅむにゅむにゅ、ぷっくり、と若返るところなんて、普段お料理に使っているお母さんたちは、くすっと笑ってしまうのではないでしょうか。

普段はカサカサの軽い体でのーんびり過ごしていた二人が、変身後にはかさもつやつやし、凛々しく力強く活躍するそのギャップに、きっと大人も子どももうきうきしてしまうはずです。

でも、干ししいたけなんて子どもはわからないかも……なんて心配はいりません。

見返しには、干ししいたけの説明もありますし、この絵本を読んでみたら一緒にお料理をしてみればよいのです!

お出汁をとるとき、煮物を作るとき、ちょっと子どもたちに声をかけて一緒に干ししいたけが若返るところを眺めてみればもうばっちり。「しいたけ苦手……」と言っていたお子さんも、若い頃のほしばあたけみたいに力持ちになれるかも!? とはり切って食べてくれるようになるかもしれませんよ。

また、干ししいたけだけでなく、マゴタケやオオワライタケ、キヌガサタケなど個性豊かなきのこたちも登場します。

ほしじいたけほしばあたけ

ほしじいたけとほしばあたけの、かさも違って描き分けられており、様々なきのこの特性が描かれているのにも注目です。

にこっとポイント

  • ほしじいたけたちの、のんびりゆったりとした時間の流れを一緒に感じられます。
  • 続いて3作品出版されており、シリーズで楽しむことができます。

 

(にこっと絵本 Haru)

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