お皿の上の食べ残しや、水の出しっぱなしをしているぼくのところに、「もったいなーい」とやってくる「もったいないばあさん」。

もったいないばあさん

『もったいないばあさん』真珠まりこ、講談社、2004 amazon

もったいないことしている場面を見つけては、「もったいない こと するんじゃ ない」と叱るもったいないばあさんは、迫力満点!

だけど、もったいないばあさんは、叱るだけでは終わりません。たとえば、短くなったいろいろな色の鉛筆を、まとめてぐるぐると巻いて「にじいろえんぴつ」にするなど、「捨てないで、楽しく利用できる」方法も具体的に教えてくれます。

『もったいないばあさん』は、もったいないばあさんの知恵とアイディアと優しさがつまった絵本です。

おはなし会でも大活躍! 読後の心にすみつく、もったいないばあさん

絵は、はっきりとした黒い線でふちどりがされ、どの場面も、もったいないばあさんとぼくの二人が中心に描かれています。遠くからでも顔の表情がとても分かりやすいので、読み聞かせにも適しています。

大型絵本も出版されているので、大人数でのおはなし会では、そちらを使用すると、もったいないばあさんの迫力がよく伝わります。

読んだ後には、小学生の「私も、もったいないことしていないかな? 捨てる前に、別の使い道はないのかな?と、考えてみました」、4歳のお母さんの「子どもがもったいないことをしたときに、もったいないばあさんがくるよ、と言ったら、素直に聞いてくれるようになりました」という声もありました。

一度読むと、読者の心の中にも「もったいないばあさん」が存在するかのようになり、「物を大切にする気持ち」が自然に芽生えます。

ちなみに、英語と日本語の両方が書かれている『Mottainai Grandmaもったいないばあさん対訳版』も、出版されています。

こちらは、外国の子どもへ向けて読みたい場合等、国際交流の場面でもおすすめです!

にこっとポイント

  • もったいないばあさんの知恵やアイディアを知ると、物を大切にしたくなります。
  • 大型絵本や対訳版もあり、いろいろな「おはなし会」で利用できます!
  • 「もったいないばあさん」シリーズは、『もったいないばあさんのいただきます』『もったいないばあさんのてんごくとじごくのはなし』など、多数、出版されています。

 

(にこっと絵本 SATO)

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