たねもしかけもないけれど、あっと驚く変身ぶり!

まほうのコップ

『まほうのコップ』長谷川摂子文、川島敏生写真、藤田千枝原案、福音館書店、2012 amazon

「たねも しかけもありません ただのコップに ただのみず これがまほうのコップです」コップの後ろに、いちごを置くと、いちごがぐんにゃりつぶれちゃう! きのこのしめじやお茶を入れる急須、フォークやおたまも「まほうのコップ」で、大変身。さてさて、どんな見え方をするのかな? 子どもも大人も楽しめる、写真科学絵本です。

試したくなったらすぐに試せる、日常にある魔法

まほうのコップ

「たねもしかけもありません」こんな前置きがある場合、たいていどこかに種や仕掛けがあるものです。

けれど、本当に種もしかけもないのが「まほうのコップ」。日常にある不思議が次々と紹介され、ページをめくるたび、「こんなふうに見えるんだ」と驚いてしまいます。「くにゃ とろりんこ ぺろりーん」「にょにょーん」などのリズミカルな表現にのせられて、好奇心がより膨らみます。

『まほうのコップ』の魔法は、試したいと思ったらすぐに実行できるのも魅力。コップの種類を変えたり、後ろに置く対象物の距離や向きを変えたり……。試す人の数だけ「まほうのコップ」の世界も広がります。科学の基本的な考え方に触れるきっかけにもつながる一冊です。

にこっとポイント

  • すぐに試せる身近な「魔法」で、科学的なものの考え方に触れることができます。
  • 読んだ後で子どもたちに、「自分だったら、どんなものを試してみたいかな?」と聞いてみると、様々な声があがります。発想力豊かで、面白いです。

 

(にこっと絵本 SATO)

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