雨の絵本

自分がかぶっている殻って、意外にも、誰でもかぶっている殻かもしれません。

『はずかしがりやのミリアム』は、その殻を破った、かわいいシャイな女の子・ミリアムが主人公です。

ミリアムは、どのように殻を破ったのか? 早速見ていきましょう!

はずかしがりやのミリアム

『はずかしがりやのミリアム』モンルブ・ロール作、バルー・マイア訳、ひさかたチャイルド 、2012 amazon

ミリアムは、とてもはずかしがりやさん。

名前を呼ばれるだけで顔がトマトのように真っ赤になるので、クラスメイトは、ミリアムのことを「トマトっこ」と呼びます。

ある日、ミリアムにピンチが訪れます。皆の前で、詩の発表をすることになったのです。

さあ、どうするミリアム! どうなるミリアム!!

ミリアムは、こわい夢をみて眠れません。小さい胸もドキドキしています。

そして、とうとう発表の日がきました。緊張で顔はトマトのように赤くなり、しかもクラスメイトはみんなで「トマトっこ」と呼んでいます。

でも先生は言いました。

はずかしい時は赤くなるでしょ? それともみんないつも同じ顔色なのかしら?

そのとたん、みんなが黙りました。

ミリアムは、みんなの顔が赤くなっていることに気づきます。そして、顔が赤くなるのがミリアムだけではないことにも。

ミリアムは、堂々と詩を発表し、大成功を収めました。

 

ミリアムが発表したのが何の詩か、そしてそれからミリアムが何と呼ばれるようになったのか、ぜひ絵本でお確かめください。

自分の殻を破るのは、なかなかの勇気が必要となります。ですが、その勇気を少し出すだけで世界は広がり、いろんな景色を見ることができるでしょう。

ミリアムのように、勇気を出して殻を破ってみませんか?

にこっとポイント

  • 少しの勇気があれば、殻を破ることができること、殻を破ることで、違う景色を見ることができ、視野が広がることを教えてくれる絵本です。
  • 不得意があることは、皆も同じだと気付くことができます。

 

(寄稿:絵本専門士<沖縄県> 森島幸代・えほん とんとんみーず)

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