![ハコちゃんのはこ](https://25ehon.com/wp-content/uploads/2023/10/985c87ed3df3da0a6a15b6de54a0e1bf.jpg)
『ハコちゃんのはこ』竹下文子作、前田マリ絵、岩﨑書店、2007 amazon
ハコちゃんは猫です。猫は、箱があるとすぐに入ります。名前の由来も「箱が好きだから」、ハコちゃんというもの。
この絵本は、そんなハコちゃんがいろんな箱に入る絵本なんです。
さて、猫はどうして箱に入るのでしょうか? 調べたところ、諸説あるようです。
- 箱の中が猫のパーソナルスペースになるから。
- 箱の中が暖かくて快適だから。
- とりあえず自分で箱を確認しておきたいから。
- 箱の中に入ることで、外敵から隠れて身を守るため。
- ちょっとキツイくらいのスペースが猫にはたまらないから。
猫の本能なのですね。
私も猫を飼っていますが、本当に猫は箱が好きです。振り向けばもう入っているというくらい。箱の中でくつろぐ様子を見るのは、何とも癒されるものです。
![箱に入っている猫](https://25ehon.com/wp-content/uploads/2023/10/fe7b2e3a90662e02a3557329dc8c3591.jpg)
絵本のハコちゃんは、本当にうれしそうに箱に入っています。
この作品は、猫好きのツボを、がっちりおさえているのかもしれません。
にこっとポイント
- 箱好きの猫「ハコちゃん」が、いろんな箱に入る絵本です。
- 家族に愛されているハコちゃん。最後のページでは、箱の中にいるハコちゃんに、家族が「ごはんだよ」と呼びかけます。家も大きな箱、温かい家族の様子も描かれた作品です。
(にこっと絵本 森實摩利子)