PICK UP! 入園・入学&卒園・卒業に読みたい絵本
シャルロットのおしゃぶり


『シャルロットのおしゃぶり』ファニー・ジョリー文、フレッド・ベナグリア絵、徳山素子訳、光村教育図書、2020 amazon

シャルロットは、おしゃぶりが大好きで、いつもおしゃぶりをしています。

ご飯のときは、一口食べるたびに、おしゃぶりを、ぱくっ!

顔を洗うときも、手におしゃぶりを持ったまま。その後すぐにくわえるので、「ちゃんと あらった?」と、お父さんに聞かれても「しゃーんふぉ あらっはよ!」となっちゃいます。

そう、シャルロットは、いつもおしゃぶりをしたままなので、自分の名前でさえも「シャルホッホ」としか言えないのです。何を言っているのか分からないシャルロットのことばは、ユーモラスで、思わず笑ってしまいます。

でも、シャルロットの家族は、困ってしまって、どうしたらおしゃぶりをやめさせることができるのか考えました。なかなかうまくいきませんが、さまざまな方法を試み、協力し合う明るい家族はとっても素敵なんですよ。

さて、シャルロットは、結局おしゃぶりをやめることができたのでしょうか?

そして実は、この絵本には、みんなのよく知っている歌の替え歌も登場します。それは、どのような歌なのでしょうか?

ぜひ絵本を開いて、確認してみて下さい!

にこっとポイント

  • おしゃぶりが大好きなシャルロットに、おしゃぶりをやめてもらおうと家族が奮闘するお話です。
  • おしゃぶりをくわえたまま自分の名前を言ったらどのようになるか想像したり、自分で替え歌を考えてみたりしても楽しいです!
  • シャルロットのおうちの中は、おしゃぶりだらけです。赤や黄や青など、いろいろな色のものがあり、もしかするとシャルロットは、ファッション感覚で、おしゃぶりをしているのかな?」と思えてくるくらいで、驚きます。


(にこっと絵本 SATO)

にこっと絵本・高橋真生
「『おしゃぶり』って何?」「赤ちゃんじゃないのに、どうしておしゃぶりをしているの?」など、疑問に思う子もいます。そんなときは、フランスのおしゃぶり事情について、簡単に説明してあげてもよいかもしれません。
バブー&とのまりこのパリこれ!「フランスのこどもたちの必須アイテムは?」(ほぼ日刊イトイ新聞)が参考になります。
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