だるまさんが「どてっ」と転んだり、「ぷっ」とおならをしたり。
『だるまさんが』は、だるまさんの行動をコミカルに表現した絵本です。「だるまさんが」のことばに続く動きは、どのページも愛嬌たっぷりで、大人も思わず笑ってしまいます。

だるまさんが

『だるまさんが』かがくいひろし、ブロンズ新社、2007  amazon

「ずっとぐずっていたのに、にっこり顔になりました!」

初めて『だるまさんが』を読んだときに、赤ちゃんをだっこしたお母さんから伝えられたこのことばが、今でも私の心に残っています。

なぜ赤ちゃんに『だるまさんが』は、喜ばれるのでしょうか。次の3つの点に、注目してみました。

1. 背景の色に注目!

『だるまさんが』の背景は、どのページも白色。そのため、自然と赤ちゃんの視線が、中心に描かれた赤いだるまさんに集中できるようになっています。

2.丸さに注目!

ドラえもんやアンパンマンの人気からも分かるように、子どもは丸いものに親しみを感じます。この絵本でも、登場するのは丸いだるまさん。また、赤ちゃんを気遣い、絵本自体の角も丸くしています。

3.繰り返しやリズムに注目!

「だるまさんが」の繰り返し、「どてっ」「ぷしゅー」等のオノマトペ(擬音語・擬態語)、そのリズムが、赤ちゃんを心地良い空間へと導きます。

また、『だるまさんが』は、読み方のバリエーションを楽しめる絵本です。

たとえば、「だるまさんが」の部分を、スピードを変えて読んだり、だるまさんと一緒に体を揺らしたり……。子どもの年齢や性格に合わせて、また場面によって、工夫してみるのもいいですね。

にこっとポイント

  • お父さん、おじいちゃんの読み聞かせデビューの絵本としても、おすすめです!
  • 『だるまさんが』のシリーズには、他に『だるまさんの』『だるまさんと』があります。

 

(にこっと絵本 SATO)

おすすめの記事