『ねずみさんのパンツ』tupera tupera、ブロンズ新社、2022 amazon
「どこへいったんだろう」
ねずみくんが、何かを探しています。
パンツがなくなったそうです。
「どうしたの?」と心配したしろくまさんが、一緒に探すことになりました。
二人は次々といろいろなパンツを見つけるのですが、りすさんのパンツ、ふくろうさんのパンツ…… と、それぞれに持ち主がいました。
さて、しろくまさんが最後に見つけたパンツは⁉
子どもたちになじみのある動物が登場し、それぞれにふさわしい模様のパンツをはいています。
それも面白いようで、子どもたちは、大喜びでこの絵本を楽しんでくれました。
この絵本の前には、同じ作者による『しろくまのパンツ』があります。
しろくまとねずみだからでしょうか、本体の大きさが違い、こちらの絵本の方が小さいです。また、登場する動物たちは違っています。
でも、展開は同じです。
そして、絵本自体がパンツをはいていて、パンツを下ろさないと読めない、という今までにない形も同じです。
最後のページに歌詞のような文章がありますから、ぜひ、アカペラで歌ってみてください。
にこっとポイント
- 楽しいしかけ絵本です。ページのめくり癖を付けてから読むと、よろしいでしょう。
- 『しろくまのパンツ』もぜひ、手に取ってみてください。
- 万一、パンツが破損したり紛失したりしたときのために、出版社では「替えパンツ」を用意してくださっているそうです。詳細は、絵本の巻末をご覧ください。
(寄稿: 絵本専門士<東京都> 鴫原晶子 / 保育者養成校講師)