PICK UP! 空のきれいな季節に……「飛ぶ」絵本
新・恐竜たち

『絵巻えほん 新・恐竜たち』黒川みつひろ作、こぐま社、2008 amazon

この絵本の作者・黒川みつひろさんは、『恐竜の大陸1〜7巻』、『たたかう恐竜たちシリーズ』など、恐竜絵本作家として知られています。

その黒川さんの、恐竜の「絵巻えほん」というのはどういうものでしょうか?

実は、この絵本、折りたたまれたページを広げると、全長2.8mの迫力あるパノラマ画面があらわれるのです。

そして、古生代の海の生物から、恐竜全盛期ジュラ紀、白亜紀、と移り変わりを追いながら、生きものたちの様子を順にたどります。時代を経て、生きものの様子や生態が変遷していく様子を、細かな描きこみでじっくりと眺めることができます。

生きものたちが活動する様子を、新しい学説を取り入れながら描いているので、大人も子どもも新発見が目白押しです。

また、パノラマ画面のページ下部には、絵さがしクイズが付いています。恐竜や古生物さがしを楽しみながら盛り上がることができますよ。

にこっとポイント

  • 古生代からジュラ紀、白亜紀と、移り変わりを追いながら、生きものの生態を楽しんで眺めることができます。大人も子どもも、夢中になってしまうはず。
  • 別冊として「ミニ恐竜図鑑」が付いており、74体もの恐竜や古生物が紹介されています。詳しく生態を知ることができ、興味と理解を深めることができます。絵さがしの答えもこちらにあります。

(にこっと絵本 Haru)

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