大きな真っ白い綿帽子をかぶったような、インパクトあるおうちの表紙の絵本です。
おかしなゆきふしぎなこおり

『おかしなゆき ふしぎなこおり』片平孝写真・文、ポプラ社、2012 amazon

絵本を開くと色々な雪景色や、雪や氷の芸術が次々と現れます。雪の結晶の美しいこと! 二つとして同じものはありません。

改めて表紙をよ~く見ると、屋根の上の雪の帽子からつららがたくさん下がっています。

様々な場所、様々な角度、様々な時間に撮られた、雪と氷の不思議で美しい様子に、大人も子どもも目を奪われるのではないでしょうか?

私は、北海道旭川市へ極寒の2月に行ったことがあります。

旭川雪の美術館

旭川市 雪の美術館にて(2012.2)

一面の雪景色は、東京から来た者には、嬉しいものでした。いたる所におかしな雪やふしぎな氷があってワクワクしました。

しかし、北海道の方は雪が降り積もる限り、朝に晩に雪かきをしておられました。雪かきをしないと交通を含めて生活に差し障りが発生するからです。観光で来た者たちが楽しい旅をすることができるのは、住んでおられる方々の見えない努力があるからなのです。

本当にご苦労様です、と頭が下がりました。

自然がもたらす光景は、二度と同じものを見ることができません。意識してその美しさや素晴らしさに感動する柔らかな心も持ちたいものです。

にこっとポイント

  • 絵本に登場する美しい雪や氷を、驚いたり感動したりしながら十分に楽しんでください。
  • いつか、本物の『おかしなゆき ふしぎなこおり』を見ることができたらすてきですね。

 

(寄稿:絵本専門士<東京都> 鴫原晶子)

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