皆さんは、のり巻きを自分で作ったことがありますか? 今回ご紹介するのはこの絵本『のりまき』です。
『のりまき』小西英子作、福音館書店、2019 amazon
実は、私の祖母は、料理人でした。高知の伝統料理「皿鉢(さわち)料理」のお店をしていたんです。皿鉢料理には、握りずしの他に、のり巻きやたまご巻きが盛られます。
祖母が作るのり巻きは、きゅっとしまった酢飯がポイントでした。高知ですので、柚子の汁(柚子酢)を使います。
具は、かんぴょう、卵、ほうれん草、しいたけ、えび、うなぎ、かにかまなど、色とりどり。大きなのりを巻きすに乗せて、ご飯を広げたら具をのせて、そうして、えいっと巻いていく。
手際よく、次々とおすしが巻かれている光景を、よく覚えています。
『のりまき』の作者・小西英子さんの描く食べものは、とにかくおいしそうなのですが、この絵本に出てくる食べものも、細部にわたっておいしさが表現されています。
ぜひご堪能ください。
さて、今年のお正月のこと。私ものり巻き作ってみようとチャレンジしました。結果…… 巻くのはなかなか難しいものですね。具が真ん中でなく、大きくずれたへんてこりんな巻きずしができてしまいました。
ああ、なぜ祖母に作り方を習わなかったのか……。15年以上前に亡くなっているので後の祭りです。
次ののり巻きチャレンジは、節分。『のりまき』の絵本を参考に、おいしい恵方巻を作りたいと思うのでした。おいしそうなだけでなく、作り方もよく分かりますよ!
にこっとポイント
- のりまきのおいしさが、細部にわたって表現されている絵本です。
- 節分にもおすすめ。この絵本を参考に、おいしい恵方巻を作ってみてください。
(にこっと絵本 森實摩利子)
森實摩利子
2021年の節分は、2月2日。3日ではありません。
そもそも節分は季節の分かれ目のことですから、春夏秋冬の4回あります。中でも二十四節気での1年の始まり「立春」、その前日の節分は特に大切にされてきました。
立春は、太陽が春分を0度とする太陽黄経の315度に位置する瞬間が含まれる日のこと。今年は、立春が2月3日になるため、節分は2月2日となります。2月3日の立春は、実は124年ぶりのことだそう。
節分だけに「豆知識」でした!
そもそも節分は季節の分かれ目のことですから、春夏秋冬の4回あります。中でも二十四節気での1年の始まり「立春」、その前日の節分は特に大切にされてきました。
立春は、太陽が春分を0度とする太陽黄経の315度に位置する瞬間が含まれる日のこと。今年は、立春が2月3日になるため、節分は2月2日となります。2月3日の立春は、実は124年ぶりのことだそう。
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