おなじみの手遊び歌「むすんでひらいて」、なんと絵本があるんです。
オレンジ色の表紙がパッと目を引くこちら、かわいらしいねこちゃんが目印です。
『むすんでひらいて』新井洋行構成・絵、瑞雲社、2014 amazon
そばにいるのはオバケかな?
いつもの「むすんでひらいて」だとおててをグーパーするんだけれど、この絵本はひと味違います。
ねこちゃんが結ぶのはなんと「りぼん」。そして開いたのは「窓」なんです。
おにぎりもむすんで、お弁当箱を開いて……。
こんな風に、ことばに当てはまる動きをいろいろ表現しながら、お話は進んでいきます。
いつもの手遊びも、ことばを広げていってそれに合う動きをつけてあげれば、新しい手遊び歌となって、さらに楽しめそう。
歌いながらページをめくりやすいように、一節で1ページの設定も嬉しいところ。ゆっくりと絵を味わいながら、お話を進めることができます。
イラストの色もはっきりしていますので、大人数でも楽しめます。
最後のページは「ばいばい!」― おはなし会の締めの一冊としても、活躍間違いなし、な絵本です。
にこっとポイント
- 保育士さんに特におすすめ! 異年齢の集団でみんなが一緒に楽しめる絵本です
(にこっと絵本 森實摩利子)
高橋真生
少し大きくなってくると、オリジナルの「むすんでひらいて」を披露してくれることもありますよ!