乳幼児健診に行くと、絵本をプレゼントされることがあります。そこでもらったよーという声が多いのが、この『じゃあじゃあびりびり』です。

じゃあじゃあびりびり

『じゃあじゃあびりびり』まついのりこ、偕成社、1983  amazon

ページを開くと、「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」というように、イラスト・名前・音がかかれた、とってもシンプルな構成の絵本です。

ペラペラめくってみたものの、「お話でもないし、この絵本をどうやって読んであげればいいの?」とお悩みの方も多いでしょう。そこで、楽しむためのポイントをいくつかご紹介します。

1.まずは「音」に注目

ものの様子や心情を表した音を、「オノマトペ」と呼びます。たとえば、犬なら「ワンワン」、ふみきりなら「かんかんかん」がオノマトペ。『じゃあじゃあびりびり』には、たくさんのオノマトペが出てきます。

まだ視力がしっかりと発達していない赤ちゃんは、よく音を聞いています。ですから、お散歩で犬に出会ったら「ワンワンだね」、車の音がしたら「ブーブーだね~」と、赤ちゃんとのお話を楽しんでください。

2.どこを読んでもいい!

お話がつながっていないので、どこから始めて、どこで終わってもいいというのもポイントです。赤ちゃんのお気に入りのページがあったら、そこからページを開いても、そこだけ読んでもいいですよ。

3.バッグにも入る小さなサイズ

お散歩やお出かけ先でも気軽に読んであげることができます。絵本の角は丸く、素材はしっかりとした厚めの紙でできているので、赤ちゃんが少々かじったところで、ビクともしません。少し大きくなったら自分で持ったり、めくったりするのも楽しいですね。

4.こんなふうに読んでみてください

おひざにのせて読むのもいいけれど、おすすめは、赤ちゃんのお顔が見える位置で向き合って読むこと。こうすると赤ちゃんは、絵本の絵と読んでくれるお母さんの顔の両方を見ることができますよね。

お母さんが笑うと赤ちゃんも笑う。その赤ちゃんを見てお母さんもうれしい。親子でたくさんやりとりを楽しんでもらいたいものです。

にこっとポイント

  • 赤ちゃんとの距離をぐっと縮めてくれる一冊、ファーストブックとしてどんどん読んであげてください。

 

 

(にこっと絵本 森實摩利子)

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