節分にぴったりの「おにのパンツ」の絵本をご紹介します。
『おにのパンツ』鈴木博子構成・絵、ひさかたチャイルド、2013 amazon
「おにのパンツは いいパンツ つよいぞ つよいぞ」― みなさんは、踊り、覚えていますか?
「おにの」で頭の上に指をのせ、角に見立て、「ぱん」で拍手を1回、「つ」は指でチョキを作ります。「強いぞ~」の部分は、力こぶですね。
懐かしい……。
絵本の中では、赤鬼と青鬼が、動物たちにもパンツをはくようおすすめしています。
最後は、大勢で楽しく踊っちゃうんです。
鬼のパンツはなぜ虎柄なのか? というのも、気になったので調べてみました。
「鬼門」という言葉がありますよね。鬼門は、「鬼の出入りする方角」として嫌われているんです。方角でいうと北東になります。
実は、日本の十二支で表した方位に照らし合わせると、北東は「丑寅(うしとら)」の方角になります。そのため、鬼のイメージは「丑(牛)の角が生え、寅(虎)のパンツを履いている」となったのですって。
2月3日は節分。そして、2月4日は立春です。もう、春がすぐそこにやってきています。
にこっとポイント
- 節分の鬼を怖がる子もいます。怖がらせたい大人の気持ちもわかりますが、ほどほどに……。この絵本のイラストは、優しい鬼なので大丈夫かな? 歌って踊って楽しんで!
(にこっと絵本 森實摩利子)