「かがみのなかへ さあ おいで」

男の子が、鏡の中から手招きするかわいいクラウンに誘われて鏡の中へ入ってみると、そこは、カラフルなテントが立ち並び、人々でにぎわうサーカスでした。

かがみのサーカス

『かがみのサーカス』(かがみのえほんシリーズ)わたなべちなつさく、福音館書店、2016  amazon

帽子投げやバランス曲芸を楽しんだら、次は、男の子の番。象の鼻で滑り台や、的当てに挑戦します。最後には、大技の空中ブランコ! さて、その結果は……?

今までにない鏡のしかけで広がる、絵本の奥行き

鏡のようなページに、片側の絵を映すと、あら不思議! 画面に奥行きが出て、絵が飛び出してくるような、三次元の世界を楽しめます。

『かがみのサーカス』は、鏡の特性を存分に生かした、しかけ絵本「かがみのえほん」シリーズの一冊。

小さな子どもだけでなく、大人までも魅せる楽しさがこの絵本にはあるようです。私も、子どもと一緒に読んでいながらも、ついつい夢中になって、ページをパタパタと動かしたり、食い入るように覗き込んだりしてしまいます。

小さいお子さんも安心して楽しめる「しかけ」

小さい子どもだとしかけ絵本は壊しそうで……と不安に思う方もいるかもしれませんが、この絵本は紙そのものが鏡のように反射するしかけになっているので、安心です。

さらに、19×16センチと小型サイズである上、角も丸く製本してあるので、小さいお子さんでも扱いやすいのです。

親子のおひざに抱っこの絵本時間に、またプレゼントとしても、おすすめの絵本です。

 

にぎやかな音楽やお客さんの歓声まで聞こえてきそうな、カラフルなサーカスが鏡の世界に広がる様子に、きっとあなたも魅了されるはずです。何度も開きたくなる、とっても楽しい絵本、ぜひ一度手に取ってみてください。

にこっとポイント

  • かがみのしかけでサーカスを楽しむ絵本。本を両手で持ち、90度で向き合うところまで開いて絵を見るとうまく楽しめます。
  • 「かがみのえほん」シリーズの第2弾『きょうのおやつは』は、MOE絵本屋さん大賞2015で4位に輝き、大きな話題となりました。それぞれ映し方やテイストの違う、シリーズ各作品も合わせて楽しんでみてください。

 

(にこっと絵本 Haru)

おすすめの記事