『ちょっぴりながもちするそうです』は、『あつかったら ぬげばいい』『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』に続く、ヨシタケシンスケさんの「心がちょっぴり軽くなる絵本」シリーズ第3弾です。
『ちょっぴりながもちするそうです』ヨシタケシンスケ作、白泉社、2024 amazon
誰が言ったのかわかりませんが、心がフッと軽くなるようなおまじないが描かれたこの作品。
こまめにストレッチすると ほとぼりがさめやすくなるそうです
本を読むふりして相手の気配を伺っているところがなんともおかしいですよね。
好きな本の間に一晩はさんでおいたハンカチは 心配事をすいとってくれるそうです
私なら、何の本にハンカチを挟もうかな……。
夜中、一人で小おどりすると サバンナのまんなかで、ヌーがごちそうにありつけるそうです
バタフライエフェクト的な感じだろうか……? なんと壮大な規模なんだろう。
こんな風に、書かれていることに、妙に納得したり、やってみようと試みたり、これはないでしょと突っ込んだりしているうちに、あら不思議! ふさぎ込んだ気持ちが、少し軽くなるのです。
ヨシタケシンスケ流おまじない絵本。あなたを支える1冊になるかもしれませんよ。
にこっとポイント
- 心がフッと軽くなるようなおまじないが描かれた作品です。
- 私の一押しのページは「自分を許してあげられなくても あなたの小さな神サマは許してくれるそうです」です。ページを開いて飾っています。私の小さな神サマは、私の味方です。
(にこっと絵本 森實摩利子)