じっちょりんって、だあれ?

じっちょりんのあるくみち

『じっちょりんのあるくみち』かとうあじゅ作、文溪堂、2011 amazon

「じっちょりん」はとっても小さな不思議な生きもの。物語は、じっちょりん家族のある一日を追って進んでいきます。

じっちょりんは花びらや葉っぱは食べるけど、種は食べません。種は、どんぐりの殻で作った種かばんに溜めているのです。

溜めた種をどうするのかですって?

実は、じっちょりんはコンクリートの隙間や電信柱の根本などに、せっせと貯めた種を植えに行っているんです。何でこんなところに草が生えているのかしらなんて思ったことはありませんか?

それはきっと、じっちょりんのおかげなのです。

ほらね! こんなふうに……。

なんだか行き詰って焦りばかり感じるとき、不安が募りますよね。

でも、たとえ何も進んでいないように思えるときでも、小さな一歩を踏み出せたなら、その一歩の分だけ、道はできていくものです。

後で振り返ってみれば、自分の歩いてきた道にも、小さな花が咲いているかもしれません。

そして、これから、少しずつでも前進する自分の歩く道に、じっちょりんのように花を咲かせたいものだと思います。

にこっとポイント

(にこっと絵本 森實摩利子)

おすすめの記事