『ぷんぷん えほんくん』セドリク・ラマディエ文、ヴィンセント・ブルゴー絵、大浜千尋監訳、パイ・インターナショナル、2017 amazon
「おこって ぷんぷん まっかっか」の えほんくん。そばに行って「どうしたの?」と聞いても、「ほっといてよ!」と返されてしまいます。さて、どうしたら、えほんくんの機嫌がなおるのでしょうか?
気分にあわせて変化する、えほんくんの色と表情
最初は、とても怒っているえほんくん。けれど、「まっかっか」のレベルでの怒りが最後まで続くわけではなく、一人にしてあげたり、しばらく待っていたりすると、落ち着いてきて、目つきもおだやかになっていきます。
右のページは、一面、えほんくんの顔。その変化を見ていると、えほんくんの気持ちが軽くなるように、自分がお手伝いをしている気分になれます。実際に、ご機嫌が悪くなってしまった誰かに寄り添いたいときの一つのお手本にもなりますよ。
えほんくんの気持ちの変化に応じての声かけを、親子で楽しみながら読んでみてください。
にこっとポイント
- えほんくんの機嫌がなおるよう、お手伝いをしている気分になれます。
- 兄弟や友だちなど、相手に寄り添いたいときのひとつのお手本にもなります。
- 他に『おやすみ えほんくん』が出版されています。
(にこっと絵本 SATO)