
『オオカミだあ!』サーラ・ファネッリ作、掛川恭子訳、岩波書店、1998 amazon
引っ込み思案のオオカミが、新しい友だちを見つけに、町へ行くことにしました。
途中で会ったのは、メガネを探しているおばあさん。「てつだって あげよう」と、オオカミは、おばあさんのメガネを一緒に探してあげました。
それなのに、メガネをかけて、また見えるようになったおばあさんは、オオカミを見て、びっくりぎょうてん、逃げていってしまいました。オオカミは、がっかり。
少し行くと、車を直している男の人と出会いました。オオカミは、今度もお手伝いをしますが……。さて、オオカミは、この人とお友だちになれるでしょうか?
「目」で楽しめる工夫がいっぱい!
オオカミは、もじゃもじゃツンツンした毛が特徴で、ちっとも怖さを感じさせません。足をよく見ると、片方は赤、もう片方は黄色い靴を履いていることにも気づきます。
また、英字新聞や楽譜や切手など、いろいろなものを切って貼り付けた、コラージュという表現も、たくさん取り入れられています。
こんな風に色や形の工夫が、絵本のどのページでも見られます。
また、文も、くねくねとした道に沿って書かれていたり、メガネのレンズの中に書かれていたり、ユニークです。
文字の大きさも書いている場所もページごとに異なっていて、目で見てとても楽しい絵本になっていますよ!
残念ながら品切れ重版未定の作品ですが、図書館等で、ぜひ手にとってみてください。
にこっとポイント
- 新しい友だちをつくりたいけれど、なかなかうまくいかないオオカミの物語です。怖いオオカミが苦手な子どもにも、おすすめの絵本です。
- 見た目で判断したり、先入観を持ったりせず、内面を見ることが大切だと伝わってきます。
(にこっと絵本 SATO)









