鬼が出てくる絵本はたくさんありますが、今日は、鬼も出てくるけれど、おふくさんが主人公の作品をご紹介します。『おふくさん』。

『おふくさん』服部美法ぶん・え、大日本図書、2015 amazon
おふくさんは、まいにちにこにこ。みんなで楽しく暮らしています。
そんなところへやってきたのは、こわーい鬼。鬼は言います。
「怖がらせてやるぞ!」
でも、おふくさんたちは平気です。
「こわいかおはつまらない。おにさん、いっしょにわらいましょ」
そう言って、おふくさんたちは、こわい顔の鬼を笑わせようと、いろいろなことを考えます。
着せ替えごっこで遊ぼうよ。まめだいふくを食べようよ。
ですが、鬼さんはなかなか笑ってくれません。それどころか怒っていますが、おふくさんたちは平気のへっちゃら。
あきらめず、一緒に楽しもうとするおふくさんたちの姿が、とてもあたたかく感じられます。
最後には、鬼さんも思わず吹き出して、みんなで大笑い。
笑って笑って
笑う門には福来たる
笑うこと、笑い合うことの力を、思い出させてくれる一冊です。

にこっとポイント
- おふくさんたちと鬼のあたたかなやりとり。笑うこと、笑い合うことの力を、思い出させてくれる一冊です。
- 見返しには、おふくさんたちの名前と紹介がのっています。10人のおふくさんは、それぞれ旧暦の月名「和風月名」が元になっているようです。ぜひ、一人ひとりのおふくさんも楽しんでください。
(にこっと絵本 森實摩利子)









