1976年から富士山の魅力にひかれて、40年以上もその写真を撮り続けている小山行男さんの写真絵本をご紹介します。
『おーい、ふじさん!』大山行男しゃしんとことば、クレヴィス、2014 amazon
富士山の魅力は、なんといっても「大きいこと」でしょうか。
私が高知から上京するとき、飛行機や新幹線から富士山が見えると、とってもうれしい気持ちになります。ですが、見えないときは、とっても損をしたような気持ちになるんです。
もし、毎日富士山を身近に感じる地域に住んでいたとしたらどんな感じがするだろうなと、想像してしまいます。いつか登ってみたい気もしています。
さて、絵本の富士山は、いろんな表情を見せてくれます。
「あたまを くもの うえにだし しほうの やまを みおろして」と、童謡にあるような写真も見ごたえがありますが、雲や雷、星と一緒に映る富士山も、素晴らしく美しい。
近くから見る富士山。下から見上げる富士山。遠く離れたところから見る富士山。
いろんな表情の富士山を知っていて、長く富士山を愛し続けている、作者の強い愛がたくさんこもった作品です。
おーい、ふじさぁぁぁん!
タイトルにもその愛が詰まっているようです。
にこっとポイント
- 1976年から富士山の魅力にひかれて、40年以上もその写真を撮り続けている小山行男さんの写真絵本です。作者の強い愛がたくさんこもった作品です。
- 作者の大山行男さんのホームページもぜひご覧ください。雄大な富士山の姿が楽しめますよ。>> 大山行男オフィシャルウェブサイト https://www.ohyamayukio.jp/
(にこっと絵本 森實摩利子)