『ホネホネたんけんたい』西澤真樹子監修・解説、大西成明写真、松田素子文、アリス館、2008 amazon
ヘビのしっぽって、どこから? ブタの足はまるでハイヒールを履いているみたい。コウモリが鳥ではなく動物である証拠は骨にあった!
大人も子どもも、びっくりしてしまうような動物たちの骨の真実。この絵本をめくっていると、「へぇ〜!」がとまりません。
博物館の立派な骨格標本も、ただ眺めるだけ…… になってしまうことはありませんか?
でも、この絵本でなら、「ホネホネたんけんたい」になって、骨の魅力にじっくりひたる贅沢なツアーに参加しているような気持ちが味わえます。
さぁ、皆さんも一緒に……、
ホネには不思議がつまってる ホネには秘密がひそんでる
ホネホネたんけんたい しゅっぱーつ!
体を支える骨は、その生物を形づくる必要不可欠なものであると同時に、その生態や進化を如実に表しています。
この写真絵本をじっくりと眺めていると、なんだか骨の浪漫に魅了されてしまうようです。
また、ラスト8ページにわたって、監修・解説の西澤真樹子さんによる「ホネ研究室」ツアーもあります。
骨に関する小さな疑問から細かなところまで解説がなされているので、興味の芽生えた小学生や大人まで、最後までじっくり楽しむことができます。
にこっとポイント
- 夏の自由研究がわりに読んでみるのもおすすめです。博物館をただめぐるよりも贅沢な、ワクワクする新たな発見に出会える絵本です。
- 裏表紙の折り返し部分には、「ホネホネたんけんたい 隊員証」が切り取って使えるよう、印刷されています。名前と好きな骨を書き込む欄があり、これを読めば、大人も子どもも、骨の魅力を「ホネホネたんけんたい」の隊員になれますよ!
(にこっと絵本 Haru)