お子さんに絵本を読んでいる方に、うれしいお知らせです! あなたがお子さんに絵本を読んでいるそのひと時は、お子さんの未来につながる幸せ時間になるんですよ。
「人を幸せにするのは何か?」を、ハーバード成人発達研究のチームが検証しました(→ 動画)。その期間、なんと75年! 268人もの男性の生涯を追跡調査した結果、「人の幸せは良い人間関係に尽きる」ということが明らかとなったのです。
良い人間関係の始まりは、子ども時代にあります。自分は愛された存在であることを充分に感じ、安心安全を感じて過ごす体験が、その後の発達に何より大切です。
このような体験ができるものの一つが、絵本の読み聞かせです。お母さんやお父さんが絵本を読んでくれることで、読んでもらう子どもは、自分の居場所があると感じ、承認される喜びや安心感を味わうことができるのです。
また、読んでいる大人も、子どものうれしそうな表情に満ち足りた気持ちになり、愛情を感じます。
そんなふうに、お互いのうれしいきもちが合わさって、より豊かな幸せの時間を紡ぐことができるのです。そしてまた読んでほしいな、また読んであげたいなと思えるのですね。
幼児期は、人間関係の根っこを育てる大事な時期。毎日1冊でもいいですよ。お子さんと一緒に、ぜひ絵本を楽しんでください。
(にこっと絵本 森實摩利子)