朝のお仕度に時間がかかって困ってたけど、「早く準備できたらアベベができる!」方式にしたら、あっという間に着替えて登園前に楽しんでるよ。ありがとう!
プレゼントした年長さんのご家庭からの、うれしい報告でした。
子どもたちが夢中になっちゃった絵本をご紹介します― 『アベベのぼうけん』。
『アベベのぼうけん おどろきの上巻』佐藤雅彦・石澤太祥・貝塚智子作、ダイスケ・ホンゴリアン絵、小学館、2019 amazon
この作品は
・おどろきの上巻
・かんどうの下巻
の2冊で構成されています。
物語の中にプログラムが組まれていて、そこに書かれた手順を一つ一つ楽しみながらたどっていくことで、お話が進みます。
主人公はアベベ。ドドジ王国の王子です。
アベベは立派な王になるために、父の残した10個のプログラムに挑戦する旅に出かけます。
2020年には、小学校のプログラミング学習が必修となりました。
- 内容をしっかり読み込んで理解する「プログラムを解読する力」
- 書いてあることに従って実行する「手順を組み立てる力」
- 「こうしてみたらどうなる?」と「頭の中でシミュレーションする力」
大きく分けると、この三つのプログラミング的思考が、絵本を楽しみながら学べるんです。
大人が読んでも「あっ、そうなるかー!」という発見の連続。
試行錯誤する中で何かを見つける喜びや楽しみを、子どもにも大人にも味わってほしい。家族みんなでやってみてください。
にこっとポイント
- 「ピタゴラスイッチ」の佐藤雅彦さん、「考えるカラス」の石澤太祥さん、「コんガらガっち」の貝塚智子さんが送る、新感覚のプログラミングの絵本です。試行錯誤する中で何かを見つける喜びや楽しみを、子どもにも大人にも味わってほしいと思います。
- 新小学生へのプレゼントにもおすすめです。
(にこっと絵本 森實摩利子)