サンタさんとトナカイさんは、クリスマスまで何をしているのかな? 前から読めばサンタさん、後ろから読めばトナカイさん、『サンタのいちねんトナカイのいちねん』は、2つのお話が真ん中でつながる、楽しいクリスマス絵本です。
『サンタのいちねんトナカイのいちねん』きしらまゆこ、ひさかたチャイルド、2008 amazon
表紙から順に読むと「サンタのいちねん」が始まります。「ふゆの あいだ サンタは こどもたちからの おれいの てがみを よみながら のんびり すごします」
では、トナカイさんは?
絵本をひっくり返すと、裏表紙側から読むことができます。
今度は、「トナカイのいちねん」のお話です。「ふゆの あいだ トナカイは ほんをよんだり おかしをたべたり のんびり すごします」
春、夏、秋とそれぞれがクリスマスのための準備をしながら過ごしますが、サンタさんとトナカイさんは、真ん中のページで再び出会います!
この絵本には、読み方の選択肢がいろいろあるので、どんなふうに読むのかは、まさに読者次第。
「サンタのいちねん」の後「トナカイのいちねん」を読んでもいいし、それぞれを交互に確認しながら読んでもいいし、時間があまりないならどちらか一方だけ読むこともできます。
また、絵の細かいところまで見てみてください。サンタさんが部屋に飾っているサンタさんとトナカイさんが一緒に写った写真を、トナカイさんも部屋に飾っているなど、別々に過ごしていても、つながっていることにも気づきます。また、表紙と裏表紙の絵もつながっています。ぜひ広げて見てみてください!
にこっとポイント
- 表紙と裏表紙、両方から読むことができ、サンタさんとトナカイさんの2つのお話が楽しめます。2つのお話がつながる場面では、ページが横に大きく開きます。
- 読むと、クリスマスがとっても待ち遠しくなります。
(にこっと絵本 SATO)