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クリスマスツリーをかざろうよ

『クリスマスツリーをかざろうよ』トミー・デ・パオラ文、福本友美子訳、光村教育図書、2020 amazon

「ねえパパ、ママ、クリスマスツリーって、いつからあるの?」「だれが さいしょに思いついたの?」子どもたちが、両親に口々にたずねます。

さて、こんな問い、みなさんなら答えられますか?

日本でも、毎年当たり前のように街を彩っているクリスマスツリー。今年も至るところで目にすることができます。さて、どこの国で始まったもので、どんな飾りつけをされてきたのでしょうか?

その意味を知ると、行事はもっと楽しめる

日本にも、四季折々、多くの行事がありますよね。節分、雛祭り、子どもの日、七五三……。

親としては、準備が大変という気持ちも少しありますが、何よりもその行事を通して見られる子どもたちの笑顔は、その年・その瞬間しか出会えないかけがえのないものだと思います。

そして何よりも、それぞれの行事には、人々の思いがこめられていますし、歴史もあります。それらを詳しく知ることで、行事に対する思いも変わってくるはずです。

クリスマスツリーをかざろうよ_中ページ

「昔は、ツリーにお菓子を飾ってたんだって!」「ろうそくを灯していたのが、もっと便利な電飾に変わっていったんだね」― この絵本も、さまざまな国、人々の歴史を「発見」しながら読み進めていくと、「今年はどんなふうにクリスマスツリーを飾りつけよう」と、クリスマスがさらに楽しみになっていくはずです。

クリスマスツリーは、人々の思いを表現するために、これからの時代、さらにその先の未来にも、さらに姿を変えていくのかもしれません。

伝統的な行事は、大切な思いは守られつつも、姿を変えながら、文化として受け継がれていくのだと思います。こめられた思いを胸に、大切な人たちとその日を迎えたいですね。

どうぞみなさま、素敵なクリスマスを!

にこっとポイント

  • クリスマスツリーの起源、その飾り付けの変遷などを知ることができます。それを巡る人々のドラマや思いを知ることで、自分たちのクリスマスをさらに楽しむことができるようになるはずです。

(にこっと絵本 Haru)

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