『エリーちゃんのクリスマス』メアリー・チャルマーズ作・絵、おびかゆうこ訳、福音館書店、2009 amazon
ある雪の降る日、エリーちゃんは、いぬのハリーとモミの木を運んできました。そして、うさぎのアリスとねこのヒラリーたちも一緒に、一生懸命クリスマスツリーの飾りつけをします。
ようやく終わったと思ったのに、てっぺんに飾るおほしさまがありません。エリーちゃんは、森の中へおほしさまを探しにいきますが、そこで出会った女の人も、青いカケスも、ふくろうたちもおほしさまを持っていませんでした。
すると、むこうからサンタさんがやってきて……。
さて、エリーちゃんのクリスマスツリーのおほしさまは見つかるのでしょうか。
ツリーを飾りながら、クリスマスを待つ幸せ
この『エリーちゃんのクリスマス』は、アメリカで1956年に出版され、2009年に日本で翻訳されました。18×18㎝の、手に持ちやすいかわいらしいサイズです。
アメリカで長く愛されてきたこの絵本、派手なハプニングや事件は起こりませんが、全ての子どもたちに共通する、クリスマスを待ち望む温かな幸せが詰まっています。
クリスマスツリーをウキウキしながら飾りつけ、そのてっぺんに素敵な星を飾りたいというエリーちゃんの願いに、この絵本を読む子どもたち、そして大人までもがやさしい気持ちになるはずです。
おうちで星を作ってみよう! 「ワンステップ星形オーナメント」
自分だけの特別なおほしさまを作ってみましょう。
材料
- 枝5本(竹ひごでも可)
- 輪ゴム5本
- 毛糸
- 飾り(スパンコールやポンポン。100円均一などで購入可)
- ボンド
作り方
- 枝5本を星形に成形し、各頂点で輪ゴムを巻きつけます。
- 毛糸のはじを輪ゴムに挟み、巻きつけていきます。何色かの毛糸を重ねると、さらに味わいが出ます。
- お好みで、飾りをつけてできあがり!
にこっとポイント
- クリスマスツリーを飾りつける楽しみ、クリスマスを待ち望む純粋な幸せを感じられる絵本です。
- この絵本を読むと、クリスマス当日だけでなく、家族や友達との日々を、その日を迎える準備をしながら満たされた思いで過ごすことができます。お子さんとの読み聞かせにもおすすめです。
- この絵本に登場するサンタさんは、ふくよかで大柄なイメージと違い、小人のようなビジュアルで、何だか親近感があります。
(にこっと絵本 Haru)