町の外れにある古い本屋。その裏庭にある森の柳の木の中に、「かえるのほんや」はあるようです。

『かえるのほんや 3びきのみならい』やぎたみこ作、PHP研究所、2025 amazon
そこへ、3びきの新人さんが入ってきました。

見習いの仕事は、売り場の手伝い、本の材料づくり、そして3びきで1冊の本を作ること。ここにある本は、すべて、かえるたちの手作りなのです。

3びきは、悪戦苦闘しながらも、仕事を覚えようとがんばります。
3びきは、あるとかげの出会いから1冊の作品を生み出すのですが……。
描かれるのは、新人ならではの苦労と、新人だからこそ気づける視点。お客様を大切にしようとする、お店の方針も素敵です。
私は本屋が大好きで、よく、小さい本屋を目指した旅をします。
新しい本と出会うのにはいろんな方法があるけれど、本屋という居場所には、作品を紹介しようとする人の気持ちや、ゆったり選んでほしいと作られた過ごしやすい環境など、たくさんの愛が詰まっていると感じます。
ちなみに、3びきの見習いは、その後、売り場係と文字打ち係と絵描きになって、毎日楽しく働いているそうです。
行ってみたいな~、「かえるのほんやさん」。
にこっとポイント
- かえるのほんやさんの新人3びきの物語です。
- 見返しに、かえる文字の五十音があります。作中や表紙・裏表紙にある本のタイトルを、五十音表に当てはめて解読してみてください。『とかげのおきゃくさん』と読めるはず。
(にこっと絵本 森實摩利子)









