PICK UP! 虫と植物の絵本

小さな女の子なほちゃんは、年上の子どもたちと一緒にキャンプへ出かけます。

はじめてのキャンプ

『はじめてのキャンプ』林明子著、福音館書店、1984 amazon

外でおいしいごはんを食べて川で遊んで、暗くなったらキャンプファイヤー。すべてが新鮮で刺激的な時間です。

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そして、重い荷物をひとりで背負い、まきを集めるなど、なほちゃんは、初めてのキャンプでさまざまなことに挑戦します。

「小さい子にはできないよ!」とみんなに言われながらも、自分の力でやり遂げようと懸命に挑戦するなほちゃん。

夜にはテントでこわい話を聞くことになりますが、それでも勇気を出して、ひとりでおしっこに行く姿は、思わず応援したくなります。

小さな「できた!」を積み重ねながら成長していくなほちゃんの姿は、読む人の心をあたたかくしてくれます。

読み終えた後には、挑戦することの楽しさや、小さな勇気の積み重ねが自信につながることを、あたたかく感じられる一冊です。

子どもの繊細な心の動きを描き続けた、著者・林明子さん

この作品の著者は、2026年7月1日に逝去された絵本作家・林明子さん。子どもの繊細な心の動きや、小さな一歩を温かなまなざしで描き続け、多くの読者に愛されてきました。

『はじめてのキャンプ』にも、その魅力が息づいています。

少ない色使いの中で、なほちゃんが勇気を出して挑戦を重ねる姿を鮮やかに描きだし、子どもたちに「やってみよう」という気持ちを届けてくれます。

親子で何度でも読み返したくなる、また、親子でお出かけしたくなるような気持ちにさせてくれる絵本です。

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にこっとポイント

  • 楽しい時間だけでなく、不安や怖さにも向き合い、一歩ずつ前へ進むなほちゃんの姿は、子どもたちの「やってみたい」という気持ちに寄り添ってくれます。
  • 暗い夜の中に浮かぶシルエットや、広がる夜空の描写がとても美しく印象に残ります。自然の中で過ごす時間の楽しさや特別な思い出の大切さを感じられる絵本です。

(にこっと絵本 Haru)

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