『おばけパーティ』ジャック・デュケノワ作、大澤晶訳、ほるぷ出版、1995 amazon
おばけのアンリは、友だちみんなを晩餐会に招待しました。アンリは、キッチンで料理の準備で大忙しです。
おばけたちのパーティーは、カクテルから。アンリはおばけなので、壁をすり抜けて運ぼうとしますが、お盆は通り抜けられません。
なんとかオリジナルカクテルがふるまわれて、おばけたちがそれを口にすると…… あれあれ、色とりどりのカクテルに、色とりどりのおばけたちの座るカラフルな食卓に変わってしまいましたよ。
そこからは、おばけたちの変化を予想しつつ、楽しくページをめくっていけます。
かぼちゃスープを飲んだら? チーズを食べたら? ほっぺがとろけそうな、魔法みたいなおいしい料理を食べたら? おばけたちの姿は、どんどん変化していきます。
次はおばけたちはどうなっちゃうの!? と、我が家の子どもたちも大好きなこの絵本。子どもたちは、次を期待しながら楽しく読み進められるはずです。
ラストは、きっと「もう、アンリったら!」と皆さんもつい言ってしまいたくなると思います。子どもたちも、おばけのアンリと仲間たちが大好きになるはずです。
にこっとポイント
- かわいらしいおばけたちの、カラフルでユーモアいっぱいのパーティーを、大人も子どもも楽しく味わうことができます。
- おばけのアンリの「なかよしおばけ」シリーズがあります。アンリの他のエピソードもぜひ読んでみてくださいね。
(にこっと絵本 Haru)