PICK UP! みんなでワイワイ読みたい絵本

タコとイカは、海の生き物・クニャクニャしている・うでがたくさんある、と共通点が多いので、同じようなイメージで捉えている人も多いかもしれません。

でも、この絵本を読めば、「実は、こんなに違いがあったんだ」と、きっと驚くはずです。

タコとイカはどうちがう?

『タコとイカはどうちがう?』峯水亮写真、池田菜津美作、杉本親要監修、ポプラ社、 2020  amazon

タコとイカ、その見た目をくらべてみると……?

タコとイカはどうちがう?_中ページ

まずは、それぞれの「うでの数」。左の写真が、タコで、右の写真は、イカです。1、2、3、4……。何本あるか、写真に数字も振ってくれていますよ。ページの隅に登場するタコやイカのイラストも発言も、ユーモラスです。

そして、次のページをめくると、タコとイカの秘密がいっぱい書かれています。

たとえば、タコのうでは、ちぎれてもまた生えてくること、イカのうでは、細くて短い8本と「触腕」と呼ばれる長いうでが2本あることなどがわかります。

他にも、獲物の捉え方であったり、身の守り方であったり、子育てについてだったり、タコとイカについて、楽しく詳しく学べる写真絵本です。

また、タコやイカの姿を、実際に海の中で撮られた美しい写真で確認することができるので、自分なりに様々な発見をしながら、読み進めることができるのも魅力です。

タコとイカの「なかま分け」や「さばき方」について描かれた見開き及び裏見開きにも、注目です。

海や水族館など、タコやイカと出会える場所に行く前に読むのにも、おすすめです!

にこっとポイント

  • タコとイカの違いについて、ダイナミックな写真を用い、分かりやすく説明した絵本です。
  • 読者が理解しやすいような工夫もあります。たとえば、表紙のタイトルは、「タコ」は赤い字、「イカ」は青い字で書かれていますが、絵本の中でも、主に、タコについては左ページに赤、イカについては右ページに青と、色分けされています。

(にこっと絵本 SATO)

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