新米の季節になりました。炊きたてのご飯は、人を幸せな気持ちにしてくれます。
ご飯は毎日食べるものですが、この季節に食べるご飯は、より一層おいしいですよね。あなたは、どんなご飯が好きですか?
ページをめくるだけで、五感を刺激する絵本をご紹介します。
『ごはん』平野恵理子作、福音館書店、2015 amazon
最初に、炊き込みご飯の紹介です。
1ページにどんと描かれたまめご飯は、お豆がつやつやしておいしそう。
ページをめくると、たくさんの炊き込みご飯がずらり並びます。
たけのこ、あさり、さつまいも…… 炊き込みご飯は、旬の食材を味付けし、いろんな具と炊き込んでいるので、おかずがなくても食べられるのがいいところ。
おむすびは、いろんな味に七変化できる優れもので、可能性は無限大。
ご飯のなかでも、一番豪快に食べるイメージがあるのは、どんぶりでしょうか?
普段、何気なく食べているご飯ですが、こうしてみると多彩なバリエーションがあることに驚かされます。
調理次第で、お手軽な1食にもごちそうにも変化するご飯の魅力、再発見の作品です。
にこっとポイント
- 普段、何気なく食べているご飯の魅力が、再発見できる絵本です。
- みんなで「いっせーのー!」で好きなものを指さすのも楽しいですし、高齢の方と隣同士に座って一緒にページを眺めるのも楽しいです。おいしそうなものを目にすると、話がはずみますよ。
(にこっと絵本 森實摩利子)