赤ちゃんの絵本って、いったいどの絵本から始めればよいのでしょう?― そんなお悩みのある方は、ぜひこの作品を読んでみてください。
『ひよこ』(語りかけ絵本)、こがようこぶん・え、大日本図書、2017 amazon
「語りかけ絵本」って聞いたことありますか?
語りかけは、声だけではありません。視線や微笑み、うなずきなどの表情など、赤ちゃんとの心のふれあいそのものが「語りかけ」だと、『ひよこ』の作者こがようこさんは書いています。
「なんだろね。なんだろね」と、物語は、三つの大きな卵から始まります。ころころしているうちに、パリッ! と割れた卵。中からひよこが「ピヨッ!」と飛び出てきましたよ。
卵の殻に隠れたり、いないいないばあと飛び出したりと、ひよこは元気に跳ね回ります。
白い背景に、しっかりと黄色いひよこがパッと目を引き、お子様の心をつかんで離しません。
読むだけで自然に語りかけができる1冊。後ろのページには読み方の「ちょこっとヒント」も載っています。
赤ちゃんとの最初の一冊におすすめです。
にこっとポイント
- 赤ちゃんとの心のふれあいそのものである「語りかけ」の絵本、最初の一冊におすすめです
- 語りかけ絵本はこの他にも『いちご』『どんぐり』が出版されています。ぜひそちらも楽しんで!
(にこっと絵本 森實摩利子)