PICK UP! ひとやすみの絵本

にげてさがして
うごいてうごいて

『にげてさがして』ヨシタケシンスケ作、赤ちゃんとママ社、2021  amazon

夏休みが終わり、新学期が始まります。コロナ禍で、各地で様々な配慮がされながらのスタート、長い二学期の幕開けです。

学校が始まるのが楽しみな人もいれば、これから始まることを想像すると苦しくてたまらなくなる人もいるでしょう。

苦しくつらいとき、あなたはその気持ちや状況にどう向き合いますか?

もしかして、「立ち向かうこと」だけを考えてはいませんか? 立ち向かえない自分を「弱い人」と思ってませんか?

苦しくつらいときには、「逃げる」という選択肢があります。「立ち向かう」「逃げる」という選択肢があって、それを、あなたが選べるってことです。

どちらを選ぶにしても、少し勇気がいるかもしれません。だって、一歩を踏み出すのですから。

そして、「逃げる」を選んだときには、もうひとつすることがあります。

それは、自分が居心地いいと感じる場所や、一緒にいて安心できる人を「探す」こと。

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世の中にはいろんな人がいて、みんなと仲良くできないこともあるんです。その一方で、とても気の合う人が存在するのも事実。

「逃げる」ことを選んだあなたには、今度は「探す」ことをして、気の合う人や居心地のいい場所を探してほしい。

世界はあなたが思う以上に広いのです。答えはすぐにはみつからないかもしれないけど、探すのをやめたら会えません。

だから、動き続けよう。

にげてさがして
うごいてうごいて

子どもさんが「学校に行きたくない」と言い出すと大抵の大人は焦ります。なんとか気が変わってくれないかと、あの手この手で学校に行かせようと試みます。「まだ行けなくなったわけではない」「今踏ん張らないと後が大変」― こんな風に感じる気持ちもわかります。ただ、登校しぶりは、子どもにとっては「はじまり」なのではなく「最終手段」であると、ある講演会で学びました。「行かない」という選択をするのは、実はいろんな経験を積んだ大人の方が選びづらいものなのかもしれませんね。

にこっとポイント

(にこっと絵本 森實摩利子)

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