今年の夏、東京オリンピックで、世界中のアスリートが日々繰り広げる熱戦を、テレビの前で応援しました。
より高く、より早く、より美しく、より力強く― トップアスリートが全力で競う姿に、感動と勇気をたくさんもらったのでした。
さて、ここにも世界一を決める大会があります。その名も「ハイファイブ」。
『ハイファイブ』アダム・ルービン作、ダニエル・サルミエリ絵、大友剛訳、ひさかたチャイルド、2020 amazon
「ハイ」は高い、「ファイブ」は「5」。高いところで5本の指を合わせるから「ハイファイブ」なんですって!
毎年開催される世界大会で、世界一の「ハイファイバー」を決めます。
あなたは見習いの挑戦者。ガイドしてくれるのは、レジェンドのハイファイバーです。準備運動からしっかりと教えてくれますよ。
さあ、いよいよ始まります。
「レディー」と言われたら、手を挙げて準備。「ハイファイブ!」で、相手と手と手を合わせるのです。
けれど、ただ手を合わせるだけでなく、印象に残るポーズやハイセンスな動きも求められるのがこの大会。
大丈夫! レジェンドがしっかりと導いてくれるので、ご安心ください。
色鉛筆で描かれたちょっとユーモラスなイラストは、蛍光色を使うなどして、新鮮な驚きを与えてくれます。
大胆な構図に、思わず画面に向かって「ハイファイブ」しちゃうこと間違いなし。
優勝トロフィーを目指して、さあ、あなたも元気に「ハイファイブ!!」
にこっとポイント
- 世界一の「ハイファイバー」を目指す、参加型の絵本です。
- 外ではハイタッチしにくいこの頃、ご家族でハイファイブ大会をするのはいかがでしょう? ハイセンスな動きでハイファイブを競うのは楽しいですよ! 私も実際やってみましたが、大盛り上がりでした。ぜひ、ご家族でチャレンジしてみてください。
(にこっと絵本 森實摩利子)